計画より先に、とにかく動いていた

営業って、偶然がいっぱいですよね ⑤(最終回)

計画より先に、とにかく動いていた

4回にわたって、営業の現場で出会ってきた「偶然」をご紹介してきました。

老舗バーでの、思いがけない再会。案内の順番から広がっていった、五月雨式の参加表明。大人しく参加を続けていたら、町長の一言で切り替わったビール。そして、向こうからやってきた申し出に、もう一押ししたことで生まれた、その後もずっと続く関係。

こうして振り返ると、我ながら「偶然だらけの営業人生だったな」と思います。

考え抜いて、計画を立てて、実行していく。それはもちろん、営業において大事なことです。

どれも、そこまで重く考えていなかった

でも、今回ご紹介してきた偶然の数々は、どれもそこまで重く考えて動いたものではありませんでした。バーに通ったのも、案内に回ったのも、会に参加し続けたのも、会長にもう一度お願いしたのも、「これをやれば絶対にこうなる」という計算があったわけではないのです。

「とりあえず、やってみよう」「せっかくだから、続けてみよう」。そのくらいの軽さで動いていたことばかりでした。

動き続けている先に、転がり込んでくるもの

それでも、続けていれば、その中のどれかが、思いがけない形で作用してくれる。偶然は、身構えて待つものではなく、動き続けている先に、ふと転がり込んでくるものなのかもしれません。

もちろん、行き当たりばったりで良いという話ではありません。計画を立てることも、狙いを定めることも、営業には欠かせません。ただ、それと同じくらい「とにかく動いてみる」ということも、大事にしてよいはずです。

計画も大事、でも、とにかく動いてみることも、同じくらい大事。

「営業って、偶然がいっぱいですよね」

このシリーズを通して、私が一番伝えたかったのは、そのことです。

重く捉えすぎず、続けていく。動いていく。そうしているうちに、思いもよらない出会いや展開が、向こうからやってくる。そして、その偶然を活かせるかどうかは、動き続けてきたかどうかにかかっている——そんなふうに思います。

皆さんの営業人生にも、きっと似たような偶然があるはずです。次にどんな偶然と出会えるか、私自身も楽しみにしています。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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