今回、本の執筆にあたって、当時お世話になった方々に改めて連絡を取りました。会社の元同僚、取引先の方、地元でお世話になった方々——立場も業種もばらばらです。中には十年以上、ご無沙汰していた方も少なくありません。
正直、身構えていました。突然メールを送って迷惑ではないか、覚えていていただけるだろうか、と。
けれど実際には、ほとんどの方が「懐かしいですね」と快く時間を作ってくださいました。中には、こちらが驚くほどあっさりと、当時の細かい出来事まで覚えていてくださった方もいます。
当時は、目の前の仕事に誠実に向き合うことしか考えていませんでした。数字を追いかけながらも、損得抜きで人と付き合う——それだけを心がけていたつもりです。それが何年も経ってから、こういう形で返ってくるとは、正直想像していませんでした。
一つ一つの出会いには、実はこうした積み重ねがあったのだと、今回の取材を通じて改めて気づかされました。この後の記事でご紹介する財界セミナーや百貨店での出来事も、元をたどれば同じように、一つの誠実な関わりから始まっています。
「動かない石を動かす」——愛媛編、書籍化決定
元サントリー松山支店長が、答えのない市場でどう動いたか。当時の関係者への取材をもとに、ただいま執筆を進めています。

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