経営者は、孤独なものだ

支店長時代の実話シリーズ・愛媛編 第4話

経営者は、孤独なものだ

前回、財界セミナーを50社超・県市のトップの参加という形で成功させた話をしました。
このご縁がきっかけで、私は思いがけない場所に足を踏み入れることになります。

見えないところにあった”輪”

愛媛には、地元の有力者が自主的に開いている定期的な会合がいくつか存在していました。
しかもその世話役を務めていたのが、地元の宣伝会社の社長さんだったのです。

この事実を知ったとき、経営者というのは孤独なものだ、とあらためて感じました。
そしてこうした自主的な”輪”の存在こそが、工場誘致が成功したあとも長く競合支持の空気が続いた、一つの要因だったのだと思います。

工場見学セミナーから、百貨店セミナーへ

幸運にも、その有力な会に参加させていただけるようになりました。
メンバーの方々をサントリーのウイスキー工場・ビール工場にお招きし、それぞれセミナーを実施したところ、とても喜んでいただけました。

そのご縁から、参加メンバーが経営する百貨店で、サントリービールのセミナーを開催させていただく運びになったのです。
私にとっては、一つの延長線上のセミナーのつもりでした。

「これは、すごいことですよ」

セミナー後、その百貨店の幹部の方にこう言われました。
「浅井さん、このセミナーをここで開催できたということは、すごいことですよ」

理由を聞いて、言葉を失いました。
その百貨店の親会社の経営者こそ、かつて競合ビール会社の誘致の先頭に立ち、地域を挙げた応援運動を主導していた方だったのです。

その方の百貨店でサントリービールのセミナーができたということは——競合だけでなく、サントリーも認められた、ということが、地域の中で一気に伝わっていく出来事でした。

次回:この一件が、酒販店・料飲店の現場にどれほど大きな影響を及ぼしたか、数字とともにお伝えします。

関連記事

RELATED POST

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP
MENU
お問合せ

TEL:090-8234-1163